「妥協」の前に「優先順位」を明確に!

昨日、甥っ子が来て言うには、「今行ってるバイトを辞めたいんだ」とのこと。

まぁ、本人なりの辞めたい理由があるのだし、私は「何事もたくさん経験すべき」と思っているので、バイトを辞めることには反対しなかった。


バイト先を変えたいとのことなので、「じゃあ、次はどこで働くの?」という話題になって。
なのに本人が話し始めたのは、今行っているバイト先での不満だ。
バイト先のシステムが嫌だとか、労働環境が嫌だとか。



その不満と愚痴は終わりそうもなかったので、私はひとつ、彼にアドバイスをしてみた。


「なんでもそうだけど、全て満足、完璧、なんて無いんだよ。楽な仕事でたくさんお金もらえるって無いよ。だから、自分に必要なことの優先順位を決めたら?」


今のバイト先の何が嫌なのか?を話題にして、その逆を考えれば、どういうバイト先がいいのか?はすぐ分かるだろう。
しかし、彼の場合はとにかく不満を聞いてほしいことが優先してしまい、問題解決が後回しになると思った。




そこで甥っ子の話を聞きながら、どういう職場で働くのがいいかと妹も入れて話をした。
妹が「イオン(市外のショッピングセンター)に行けば働くところはたくさんあると思うよ」と言ったら、甥っ子は答えた。
「雨が降ったら通えない」って。


彼の交通手段は自転車なのだ。
だから、片道1時間はかかるであろうイオンに行くまで、晴れてるならともかく、雨の日は困る。
「カッパを着て根性で行くっていうのは無いの?」と妹が訊くと、「それは絶対に嫌だ」と。



その受け答えの辺で甥っ子は気づいたらしい。
「僕はやっぱり(バイト先が)近いところがいい。今のバイトは近いから、雨が降っててもちょっとの間だから平気。それに、向う(バイト先)で着替えるし」


そっか。
それが君の最優先条件か。


「だったら、とにかく家から近いところで探すしかないね」という結論で終わった。





高校生の甥っ子にとって今のバイト先は、人生で初めての職場なので、仕事もそこでのことしか経験していない。
なので、自分にどんな仕事が合うのか?どういう職場が合うのか?は、これからたくさん経験していく中で見つけていけばいいのだ。
だから仕事的には、「どんな仕事をしてみたいか?」という興味の有無で次のバイト先を選ぶしかない。


しかし、今の時点で分かっていることは、交通手段が自転車しかなく、雨の日にカッパを着てまで通いたくないということ。
これが必然的に、彼の仕事選びの優先順位としては最優先。





彼らが帰った後、私は、ふと思った。

私もまったく同じことを考えて仕事を選んでいることに。
私も甥っ子と同じ状況だったことに気づいた。


都内に行けば、アラフイフの私でも仕事はあるだろう。
産業の数が少ない山梨県では、若い人ですら就職に苦労しているのだから。

でも、散々悩んで山梨に残ることを決めたのは、親から相続した家があることや、親戚がほぼ県内にいること、車を使う生活に慣れてしまっていること、そして何より猫と生活していることが理由だった。


私の優先順位の最優先も、甥っ子と同じで「家から近い場所で働く」ことだったのだ。
その次が給料で、その次が仕事内容だったのだけど、結局のところ給料は条件的に最下位になりつつある。





パートナー選びは、婚活も就活も同じよ。
自分が「これだけは譲れない」というポイントを最優先条件とし、あとは、妥協できる量で順位を決めればいい。


「すべてが自分の思い通り」になれば最高なのだけれど、すべての条件を満たす職場や相手を探すのは、ちょっと大変じゃないかな?

何を優先して何を妥協するか?
それを明確にして就活婚活すればいいの。



頑張れ甥っ子!
頑張れ私!
頑張って次の仕事を探すのだ!