「察してほしい」は成功しない?言葉で伝えないと分かってもらえないから

ある女性Aさんは、職場で忙しい思いをしていた。
毎日残業をしないと仕事が終わらない状態だった。


ところが、定時のチャイムがなると、同僚たちは「お先に~」と言って帰ってしまう。

Aさんは思っていた。
「どうして誰も手伝ってくれないのだろう?」って。

残業をしているということは、忙しいからだ。
忙しいことを知っていて、みんな、どうして知らんぷりして帰ってしまうんだろう?


Aさんは、自分の忙しさを同僚たちが「察して」くれることを願っていた。



私たちは、自分が大変な思いをしている時、それを誰かに理解してほしいと思う。
けれど、それを「言葉で伝える」のではなく「察してほしい」と願うだけなのである。


どうだろうか?
「察してほしい」という願いが叶ったことが、どれだけあるか?


私もかつて、認知症の母親のワンオペ介護で疲れ切っていたことがある。

その時、身内は誰も助けてくれず、いつも怒りと哀しみを抱えていたのだ。
しかし、やはりその時の私も「察してほしい」と願うだけで、「分かってほしい」「助けてほしい」と周囲に言葉で伝えることをしなかった。


結局私が救われたのは、自分の苦しみをケアマネージャーに話せたから。
当時のケアマネージャーは本当に優しくて信頼できる人で、認知症の家族を持つ苦しみをちゃんと理解してくれたし、現実的なサポートもしてくれた。



分かってほしいなら、助けてほしいなら、辛くて苦しい今の自分の状態を言葉にして伝えること。
そうしなければ、誰も分かってはくれない。
助けてはくれない。


だって、他人は、自分の状態を知らないのだから。


その逆を考えてみればよく分かる。
私たちは自分のことが一番大事で、他人のことは二の次よ。

他人のことを「察する」余裕などない人が多いでしょ?



残業するAさんに「お先に~」と声だけ掛けて帰る同僚たちも、それぞれのプライベートが大事なのだ。
子供を幼稚園に迎えにいかなきゃならないかもしれない、スーパーで食品を買って帰り夕飯を作らないとならないかもしれない、退社後に習い事をしているのかもしれない。
みんなそれぞれの生活があるのだもの。

だから、「仕事量が多くて残業しないと間に合わない」というような状況が負担になっているなら、まずは上司に報告すべき。
「察してほしい」と、定時退社していく同僚たちを羨んでイライラするより、先に。



言葉で伝えないと、分かってはもらえない。

「察してほしい」と念を送ったところで、残念ながら察してはくれないのが、他人である。




現在、水星が逆行している。(11/4まで)
水星逆行中は、コミュニケーションの見直し期間だ。

自分のコミュニケーションがうまくいっていないと感じているなら、やり方を変えてみる。
「察してほしい」と願うのをやめて言葉で伝えるようにしてみると、今までと違う結果が手に入るはずだ。

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