心の問題の解決に有効なことは、問題を作っている原因に「気づく」ことだ。
それは、潜在意識から顕在意識に浮上させることで、「知らなかった」から「知っている」状態への変化。
そして、たとえそれが根本解決できない問題でも、「自分で自覚している」ことが解決に繋がるケースはとても多い。
ここで話題にしたいのは、私が使っている「セルフセラピーカード」のこと。
セルフセラピーカードを使ったカードセラピーは占いではないため、タロットカードやエンジェルカードのような使い方はしない。
セルフセラピーカードは、 心理学とスピリチュアルを融合させた、クライアントが自分自身と向き合うためのツールなのだ。
カードを使った占いでは、引いたカードを占い師がリーディングをし、クライアントに伝えるのが一般的だろう。
しかし、セルフセラピーカードは、セラピスト側がリーディングをするのではなく、クライアントにリーディングを委ねるスタイルである。
そのため、リーディングにセラピストの解釈が入ることが少なくなり、クライアントはカードから直接のアドバイスをもらえることになる。
セルフセラピーカードを使ってのセッションでは、「問題の原因を作っている、自分で気づいていないこと」を知ることができる。
さらには、浮上した問題の原因について「解決するためのヒント」と、「解決後の未来」も。
「どうしたらその問題を解決できるか?」といった、より現実的で具体的なアドバイスが得られるから、クライアントの「どうしたらいいの?」はそこで解決。
「気づく」ということは、時に衝撃を伴うためか、ちょっと消極的になってしまうのも分からなくない。
でも不思議なことに、このカードを長年使ってみて思うのは、「クライアント本人が受け入れる準備の整った分しか気づけない」ということだ。
人間の肉体の成長に段階があるように、魂の成長にも段階があるのだと思う。
私の経験上、今の魂の器では受け止めきれないような問題は、問題として起こり得ないらしい。
なので、「今、乗り越えるべき課題」として、カードはメッセージを伝えてくる。
それが、今のクライアントに必要な「気づき」なのだ。
セルフセラピーカードは、魂を成長させるために役立つ、とても優秀なツールである。
フワフワしたグレーなアドバイスは必要ないから、ピンポイントでクールにズバッと言ってほしい!という方にオススメしたい。
