「金さえもらえればいい」の仕事は長続きしない

先日、疎遠になっていた友達から、数年ぶりに電話が来た。
お互いに積もる話が弾んだのだけど、メインは仕事の話だった。

彼女は今月に入ってから、とある企業の経理担当者として就職したという。
しかし、実際に職場に入ってみたら、その職場独特の異様とも思える光景を目の当たりにし、結果的に数日で辞めてしまったらしい。

そういう私も同じだ。
今月初旬に入った派遣先は、たった2週間で辞めた。

そこで彼女と、お互いの職場を選んだ理由について話をしたのだ。
すると彼女と全く同じ気持ち、同じ意見だったことがあったのだ。

彼女は私と同じ50代。
経理畑で長く働き、経験に伴うそれなりの実力があるだろう。

でも、「年齢」というものが採用時の条件面で影響することを、私たちは知っていた。
いくら経験があっても、「50代女性」にとって就活は厳しい。

自分たちに選ぶ権利はなく、「使ってもらえるならどこでもいい」という発想になるのは当然のことだ。
私もそう。

そして私たちが最も欲しかったのは「お金」である。

彼女は、その企業での採用は給料が高かったのだと言い、私も、今回の派遣先の時給が高かったのだ。

私の場合、8月末までという短期契約だったこともあり、そこまで何とかガマンできるだろうといった気持ちが強かった。
しかし、コールセンター業務というものはHSPの私に向かないもので、1日働いて神経をすり減らし、疲れ果てていた。
彼女も新しい職場で日々疲弊し、体調を崩して出社できなくなった。


思うのだ。
「金さえもらえるなら何でもいい」なんて職場、無理だって。

だって人間は生身であり、感情も意思もあるのだもの。
油を注してれば動くって、機械じゃないんだ。


私は、派遣先をすぐに辞める自分が情けなかったし、ガマンができないダメな人間だと責めてばかりいた。
彼女も、「金が稼げない自分」を情けなく思ってたという。

けれど、仕事をするということは、「お金だけ」の問題なのか?
仕事をすることの目的は、「お金を得ることだけ」なのか?


ガマンや無理は続かない。
それが分からない人は少ないと思うが、なのに、お金のためだと無理をして自分の心と体を壊していく人が多いのは、なぜだろう?

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