これはつい最近の私のこと。
あまりにもみっともない話なので黙っていようかとも思ったが(笑)
解決策が見つかったのでシェアさせてほしい。
今月半ば、とある派遣先へ仕事が決まって働いてきた。
しかし、ものの数日で辞める結果となり、私は自己嫌悪して自分を責めていたのだ。
カウンセリングも受けたし、周囲の信用できる人たちにも愚痴った。
が、いまいちスッキリせず、自分を責める気持ちと他人を責めたい気持ちが同時に発生したまま、ずっと不快だった。
そこは、最初から、居心地の悪さを感じる職場だった。
若い派遣スタッフだけの職場で、先に居たその人達で固まっていて、新人の私は透明人間扱いされていた。
そして、どこにでもいる、偉そうに上から注意してくる、マウント取りたがり女。
私はその女に、自分が不慣れでできなかったことについて、悪意たっぷりの嫌味を言われたのだ。
勝気な私は、そこで反撃してしまった。
それがきっかけで、その職場の全員から無視をされる結果となり、辞めたわけで。
これは私に、かなりのダメージを与えることとなった。
あんな小娘にちょっと嫌味を言われたからと同じ気になって怒って、なんてバカだったのだろう。
それに、全員から無視って、なによ?
みっともないったらありゃしない。
と、まぁ、その後の数日間モヤモヤくよくよと、頭を抱えて悩んでいたのだが。
無事に解決。
世の中には、悪意を表現する人は山ほどいる。
相性の問題もあり、職場の全員と仲良くできるのは、無理がある。
イジメやハラスメントのせいで退職することも、仕方ないと思う。
ただ、メンタルを病む傾向にある人は、そんな自分を責めてしまうことだ。
怒りが内側に向かうので、人間関係でトラブる自分を許せない。
私も自分を責め続けていた。
しかし。
ここで大切かつ必要なのは、「問題を切り離す」ということ。
嫌味を言われて反撃してしまった私も悪い。
が、嫌味を言ってきた相手はどうなのだろう?
おそらく相手は、上手く仕事に対応できない私に対し、イライラした。
そこには、私がまだ入って数日しか経っていない新人で、その業務が今日初めてのものだったなど、全く頭になかったはず。
相手は、自分の怒りを、「嫌味を言う」という形で表現したに過ぎない。
勝手にイライラして、勝手に怒っていた、だけなのだ。
でも相手はそれを、「私のせい(浩子さんのせい)」だと思っていたから、嫌味を言ってきたわけよ。
「問題を切り離す」のは、ここ!
たいだい、自分で自分を責めるのは、「自分の方が悪かった」と思うから。
けど、
「相手をイライラさせた自分が悪いのか?」
「相手を怒らせた自分が悪いのか?」
「相手に嫌味を言われた自分が悪いのか?」
と、ちょっと考えてみてほしい。
たとえ相手がそう言って自分を責めてきたとしても、それって、ホントに自分が悪いのか?と確認すべきよ。
つまりは。
「感情」というものは、それを感じた本人のもの。
その「感情」を感じる原因、きっかけ、いわゆる動機のようなものは、その本人が持ってるものでしょ。
嫌味を言われたことにカチンと来て反撃したのは私自身のせいでも、嫌味を言わせたのは私のせいじゃない。
だから、「嫌味を言った」瞬間までは、相手の問題なのだ。
そして、嫌味を言われた瞬間から後は、私の問題。
私は最初、「私が仕事ができないから悪いんだ」と、仕事を覚えられない自分を責めていたし、「人に好かれない、嫌われる自分がいけないんだ」と、自分の存在そのものを否定するような落ち込み方もしていた。
でも、入ったばかりの不慣れな新人に、自分と同じような業務対応を求める方が間違えているだろうし、自分の親くらいの年齢の年上に向かって嫌味を言うって、それも非常識だろう。
私のように、自己評価や自己肯定感が低い人間は、何かにつけて「すべての罪を背負って」(笑)自分を責める傾向がある。
しかし冷静になって、起こったことを考えて、「問題を切り離し」てみると、自分で思うほど自分は悪くなかったことが分かるはず。
言葉は、それを相手に吐き出すまでは、自分のもの。
自分の問題で、自分の責任。
だから今回は、嫌味を言ってきた相手が悪い。
私はその嫌味を言われた後の対応を、反省すればいいだけなのだ。
