仕事ができないから嫌われている? でもみんなと普通に話しがしたい

OLのAさんは、「私は職場で嫌われているので」と言った。
職場では、誰も自分に話しかけてくれずに、とても寂しい思いをしていると話す。


Aさんが言うには、自分が職場の人たちから話しかけてもらえないのは仕事ができないからだと。
「だって、私の隣の席のKさんは、デスクにみんなが集まってきて、いつも楽しそうに話をしていますから」

Kさんはその職場ですでに5年ほど働いていて、仕事はほぼ完ぺきにできる上に、明るくて社交的らしい。


「私が仕事ができないから、私の仕事なのにみんなKさんに聞きに行ったりしています」と、Aさんはタメ息をつく。

「Kさんも、Mさんも、仕事ができるんです。私は仕事を覚えられないし、失敗ばかりしているし…」



私はAさんに質問してみた。

「じゃあAさんは、仕事ができるようになればいい? 自分が職場の中でどんな風になることがいいと思う?」



するとAさんから答えが返ってきた。

「私、Kさんのように、みんなに普通に扱ってもらいたいんです。普通にみんなに話しかけてもらって、普通に話しがしたいんです」


Aさんの悩みは、「仕事ができない」ことではなく、「みんなから話しかけてもらえない」ことだ。


その後、よくよく話を聞いてみると、Aさんは、仕事ができない自分は周囲から嫌われていると思い込み、殻に閉じこもってしまったらしいのだ。
どうやらそれが「話しかけないでオーラ」となり、Aさんを孤立される原因になっていると思えた。

Aさんは、決して自分からは人に声をかけようとせず、誰かが自分に話しかけてくれるのをひたすら待っていたと言う。




思うのだ。
誰かと仲良くなりたいなら、自分から声をかけないとダメじゃないのかな?


家の雨戸を全て閉めて玄関に鍵を掛け、物音を立てないように生活しておきながら、「私の家には誰も遊びに来てくれない」と嘆くか?
自分の家で誰かと楽しくお茶をしたいなら、まずは自分から誘ってみるべきじゃないのか?
雨戸も開けておこうよ。



Aさんも過去の私と同じく、「心の扉を閉めていた人」だった。



Aさんの望みは「普通にみんなに話しかけてもらって、普通に話しがしたい」なのだから、まずは「話しかけないでオーラ」を出さないようにしないと。
今はまだ「みんなから話しかけてもらえない」状態かもしれないが、 努力する価値は大いにあると思う。




『未来解決志向カウンセリング』では、未来の「なりたい自分」になるために、何ができるか?を考えていく。
Aさんは、閉めていた心の扉を開く努力をすると、自分自身で決めた。