【ご報告】心屋仁之助は”心屋”を卒業します
これを読み、「えっ!?」と驚いた自分と、「あぁ、やっぱりね」と薄々気づいていたような自分がいる。
私は心屋氏が好きで、本も買ったり、Bトレや心屋塾セミナーにも参加していた。
しかし彼が音楽活動を始めた辺から、ちょっと離れていたのだ。
それでも、Twitter見たりたまにブログ読んだりしていて、心屋氏が活動を縮小し始めた感じはしていた。
さっき偶然にブログを読み、偶然に、この記事にたどり着いたわけで。
でも、「うんうん」としか思わなかった。
驚いたけど、まぁ、この人ならやるよな、くらいな感じ。
この記事にある、
>
人って、ほんと捨てるのが怖いんだなぁ
と実感した一年でした。
>
の部分を読み…
今の自分が「捨てられないもの」について、考えさせられてしまった。
一昨年に父親が亡くなり、去年は母親が亡くなり、親たちが建てて守ってきた築55年の一軒家を、私が相続した。
しかし、下階の床は歩くたびに沈み、軋み、特に台所は歩くにも気を使うほどの傷みよう。
結婚という形を選ばなかった私自身が悪いのだけど、ひとりでこの家を維持することはホントに難しい。
先日、市内の工務店に見積ってもらったところ、床だけ直しても100万円を軽く超えるし、リフォームするとなれば新築並みにかかるかもしれないと言われた。
去年の台風の時、ベランダから水漏れして階段の壁がベコベコになり、修理した。
雨どいはその次の大きな台風で落ちたまま、修理さえしていない。
いったい我が家はいつまで持つのか?いつまで住めるのか?
仕事の不安、住居の不安、コロナの影響…
先が見えない不安で、一時期は頭がおかしくなりそうだった。
占いに行っては、毎度同じことを質問する。
「仕事」「金運」「住居」
しかし、それぞれの占い師がそれぞれのことを言うから、迷うばかりで結論が出ない。
不動産屋に相談すると、建物は解体して更地にして売れ、と言われたが、じゃあ、その後どうするの?という問題がある。
工務店に相談すれば、せっかく土地があるのだから、直して住むかコンパクトな平屋を新築しろと言うし。
そんなことより問題なのは、病気で高齢な愛猫がいつ天国に旅立つか分からないのに、引っ越しなどできないということ。
猫という生き物は環境が変わることがストレスなので、家具一つ動かすのも気を使うというに。
どのくらい持つのか分からない、猫と家。
どうなるのか分からない、仕事、収入。
先が見えないものばかりに囲まれている今の私には、明るい未来は、ちょっとね~
イメージできないよね~
でも。
何かを手に入れるためには、何かを手放さないとならないのだ。
手に入れるために手放す、というよりも、手放すから手に入るのだと思う。
「宇宙は無を嫌う」という。
これは、私たちの手には何かしら握られているということで、今まで持っていた古くていらないものを手放すと、すぐに新しくて良いものが手に入るということ。
この辺はクライアントさん達にも言ってきたことで、私の経験上、手放したものの価値に加え「手放した時の覚悟や勇気の大きさが反映」された新しくて良いものが手に入るって感じだ。
だから、最も執着しているものを覚悟と勇気を持って手放した時、最も欲しかった素晴らしいものが手に入るのではないか?とは思っている。
けれども、家を引っ越したことで愛猫の寿命が縮まったら?とか、仕事が上手くいかずに、家を売った金を使ってしまったら?とか、県外に出れば妹親子にも簡単には会えなくなるし、とか、考えて考えて頭がおかしくなるほど考えてきたが、未だに結論は出ていない。
でもね、これも私の経験上だけど、「手放す」と決めた瞬間から運命は動き出す。
次のステージの始まりは、「手放すと腹をくくった時」なのだ。
そうは言っても、誰だって、リスクを避けて生きたいだろう。
どうなるのか分からない先が見えない未来に、チャレンジしていくことは恐怖だ。
今まで普通に助けてくれていた親たちがいなくなった今、自分だけしか頼れない、自分で自分を守らないと誰も守ってくれない今からを、私はどうやって生きていけばいい?
何を手放し、何を残していけばいい?
それらを、どうやって選択していけばいい?
「人間は失敗からしか学べない」が、できれば失敗はしたくない。
しかし、いつまでも今の状態が続くとも思えない。
どこかへ、最初の一歩を踏み出さないとならない。
こんなことを考え始めて、もう、何か月経っただろう?
さぁ、どうする?私。
そろそろ、先へ。
進め。