私は会話中の沈黙が怖い。
「何か話さなきゃ!」と焦り、バカみたいな自虐ネタで笑いを取ろうとしてしまうのだ。
そんな私だが、先日、ちょっとしたことを学んだ。
それは友達が勧めてきた「婚活のための出会いサイト」でのことだった。
ま、正直、ホントに興味がなくて、まったくバカバカしいと思いながら仮登録したところ、仮登録の段階で3名の男性から連絡が。
(写真載せなかったからだよね・笑)
悩み相談を受ける立場としては男性達の心理を知りたいと考えたこともあり、そのまま登録したのよ。
で、そこで不思議に思ったのは、「お休みの日は何をしていますか?」と、その3名の男性全員が同じ質問をしてきたことだ。
自己紹介もそこそこに、同じ質問をぶつけてくるじゃないか。
そこで気づいた。
ふ~ん。
ひょっとして、これがマニュアルか~?
メールのやり取りをどうしたらいいか?会話のマニュアルが用意されているな~?
でも、この作戦は悪くない、と思ったのよ。
だって、「趣味はなんですか?」と訊くより、答えやすく、リアルな情報が得られるでしょ?
私は自分が休みの日に何をしているかを考え、メールを返信した。
すると相手も、同じように返信してくる。
そこで、その内容に興味を持って話を広げれば盛り上がって楽しいし、そうじゃなきゃ、「あ~、なんか合わないな」と思うだけのこと。
「これは使えるな」と、私は、密かにネタとして頂戴することにした(笑)
この婚活サイトに関して私は、翌日、朝イチで退会した。
勧めてくれた友達に申し訳ないと思ったが、やはり私には向かないシステムなのだ。
しかし、この体験も決して無駄にはならず、やはり何事も経験してみるものだな、と改めて感じた。
自分を理解して肯定してくれる人に話しをすることは、後から心が温かくなるのを感じるはず。
会話の最中も楽しくて、ついつい自分のことをしゃべってしまうだろう。
なので、 話すのが苦手なのでと聞き役に徹するのも悪くないが、お互いにそこそこのプライベートをオープンにすることをオススメする。
「休日に何をして過ごすか?」などは、そのちょうどいいネタではないか。
固有名詞などを出して詳しく説明してもいいし、ざっくりと「映画を見る」「買い物に行く」程度で返してもいい。
自己開示するほど距離は縮まり、仲良しになれる可能性は大きくなるのだ。