職場の「環境ストレス」はガマンしないで

あなたの職場の環境は快適ですか?


これは私自身の体験談ですが。
一昨年働いていた派遣先でのことです。


その職場は本当に寒かった…

電気代節約のためにと暖房もロクに使わずにいたため、「寒いので電気ストーブを持参したい」とする私の申し出は却下。
その職場が寒かったのは、北向きで陽が当たらないマンションの1Fだったことや、私の真ん前はマンションの廊下に出るための金属製の扉だったこと。


ところが、冷暖房を管理する上司の後ろは窓があり、寒い日も上司の背中には陽が当たっている…

寒くて寒くて、手がかじかんでパソコンが打てない時もありました。
室内なのに、厚手のコートを着たり手袋をして仕事をしたことが何度もあります。

ですが、自分は全く関係ないかのように、上司はそんな状態の私を見ても、何も言いませんでした。



そんなことが続き、私は徐々に体調が悪くなっていったのです。
まず最初に婦人科系の調子が悪くなり、通院することに。
そこのクリニックで毎回血圧を測るのですが、なんと毎回、上が180越え。
もともと高血圧で降圧剤を処方されてはいたのですが、ちゃんと薬を飲んでいたにもかかわらず、血圧が下がりませんでした。

寒い。辛い。
誰も助けてくれない。
派遣会社に相談しましたが、派遣先で暖房器具の持ち込みを却下されたことで、寒さは自己解決するよう言われて…

私自身も、こういう状況は「ガマンするもの」「個人で対応するもの」 だとばかり思っていて、2ヶ月近く、必死で耐えていたのでした。



すると、ある時から、耳鳴りがするようになりました。
心臓が耳の近くにあるような、ドキドキと脈拍を耳で感じるような、経験したことのない変な耳鳴りが続き、困った私は耳鼻科を受診。
そこで言われたのは、「これは脳の血管に問題があるかもしれないので脳外科で検査してもらってください」だったのです。

すぐに脳外科を受診し、CT、MRAを撮影、診察してもらったのですが、脳の血管には異常はなく、耳鳴りの原因は不明とのこと。
結局、耳鳴りは今現在も続いていて、難聴も伴い、ザーザーシューシューと常に音が聞こえているせいで、部屋の中にいると雨の音も聞こえない状態です。

あとでネット検索などしてみたところ、こういう耳鳴りは高血圧の人にありがちだとか。


私もまさか、「寒い」という状態が血圧180越えを招くなんて、全く知らずにいたのでした。
しかし、実際に自分が「一生治らないかもしれない耳鳴り」を抱えることになってみて、「職場の環境」というものがどれだけ健康に影響するか、よく分かったのです。



その後、耳鳴りで脳外科も受診した経緯を派遣会社に報告したことで、電気ストーブの持ち込みを許可してもらえました。
自分の職場がどのくらい寒いのだろう、と、温度計を持ち込んで調べたところ、私のデスク周辺は常に14℃くらいで、「これじゃあ寒いよね…」と納得。



思うのです。
「仕事をする(収入のための労働をする)」ことは、それだけで十分、心身に負荷がかかるもの。
なのに、その上「環境ストレス」を抱えたのでは、仕事そのものの生産性、パフォーマンスが低下するのは当然ではないでしょうか?



そして私は、この出来事を通して、痛感しました。
自分の事情など、誰にも分かってもらえない、と。
そして、言っても分かってもらえない、言っても改善してもらえない、も、大いにある、と。


ですから、まずは、
「環境ストレス」に対して、ガマンをしないこと。
職場環境をストレスに感じる自分を、許すことが必要です。


私も最初は、「寒いのは私だけのことだから」「私は派遣だから要求ばかり言えない」などと考えて、「寒くて辛い」自分を許しませんでした。
しかし、その時には「損得」を考えて「得」を選んだようでも、結果的には「大損」でしたよ。

バカだったな…
「辞める」選択肢もあったのに…
と、後悔しています。


自分の体、自分の健康は、自分で守らなきゃ。
健康を害すような要因は周囲に言って、改善してもらいましょうよ。